2018年8月24日、Twitter の仕様変更による UserStream の廃止に伴い、非公式クライアントでタイムラインの自動更新が利用できなくなってしまった。私が長年愛用していた OpenTween というクライアントもその一つである。
しかし、OpenTween の設定により擬似的に UserStream を再現することができる。
リストの準備
仕様変更後、非公式クライアントにおけるタイムラインの更新が15分に15回となったが、リストの更新だけは15分に900回なので、1秒に1回更新することが可能である。 つまり、1つのリストにフォローしているユーザーを全員追加し、リストを1秒に1回更新するように設定してしまえば実質 UserStream になるわけだ。
人によっては手動でリストに追加するのは面倒な作業になるが、icotile3 というツールを使うと複数のユーザーを一括でリストに追加できる。
OpenTween の隠し起動オプションを使う
まずは先程作成したリストを OpenTween のタブに追加する。
早速更新頻度を設定したいところだが、OpenTween には「リストの更新は15秒に1回まで」という制限がかかっている。これを回避するために、/nolimit
という起動オプションを使う。1
任意の場所に OpenTween.exe
のショートカットを作成し、右クリックでプロパティを開いて「リンク先」に下記のように /nolimit
を追記する。
次に、OpenTween.exe
と同じフォルダに設置されている SettingCommon.xml
を開き、<ListsPeriod>(数字)<ListsPeriod>
の数字部分を 1
に変更する。
これで作業は完了である。
次回以降、起動する際は OpenTween 本体ではなく作成したショートカットから開くようにすること。本体をそのまま起動すると、先述の制限によって更新頻度が15秒に戻されてしまうので、また SettingCommon.xml
を編集する羽目になる。
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ドキュメントには書かれていないが、ApplicationEvents.cs と SettingCommon.cs を見ると実装されているのがわかる。(@SlashNephy 教えてくれてありがとう) ↩︎